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October 21, 2005

タロウのD通信第26号

――――― 大英博物館 ―――――

先月休暇にてロンドンを訪問しました。デュセルドルフからは1時間10分のフライト、ドイツとイギリスの時差は1時間です。schule_fest_london_090
早朝便でデュセルドルフ空港を飛び立ち、ロンドンではシティーに程近い、ビジネスマンの専用空港であるロンドンシティー空港に降り立ちました。そこからバスと地下鉄でクイーンズウエイにあるホテルにチェックインしました。

チェックイン後、以前より一度は行きたいと思っていた念願の大英博物館に直行しました。まず驚いたことは入場料が無料ということです。またもっと驚いたことは展示物が本物であり、イミテーションではないということです。本物のロゼッターストーンを見た時は、本当に感激しました。ところで大英博物館については口の悪い人は略奪博物館などといっておりますし、実は当方もこれまでそのように思っていましたが、実際に訪問してみて考え方を改めました。イギリス人は結果的に略奪があったことは事実として認識しているもの、それ以上に世界に貢献したことを誇らしげにしているようです。schule_fest_london_080
実際トルコにあるギリシア時代の遺跡などイスラム教徒には何の価値も有しておらず、破壊され建設資材として使われていたとの事で、それがイギリス人の関与により文化財として価値が見出され貴重な歴史の証人となれたわけですので、確かに意義はあると思います。いずれにせよ名実共に世界一の博物館にてこれからもヨーロッパにいる有利な点を生かして何回も見たいと思います。ところで当日は平日であったためか、日本人の観光客がすくなく逆に驚きました。一方中国人や韓国人はひきもきらずに多くの団体が見学に訪れており、同じアジアの人間としてこの違いは何なのかと考えさせられました。大英博物館は各国語でガイドができる人材の育成にも力を入れておりますが、日本人のガイドさんは過去からの経験が長いようで、自分の言葉ですべてガイドが出来ますが、中国人や韓国人にはまだそのような人材はいなく、博物館の担当者の英語を自分の言語に訳しながらのガイドをしておりました。しかしながら近いうちには彼らにも自分の言葉でガイドが出来る人材が育つのも近い将来でしょうし、そういったことを積極的に支援している大英博物館側の考え方もすばらしいと思いました。ヨーロッパとはどんなところかを知る上でお奨めですので、是非一度訪問してみてください。ところでロンドンは物価が高いですね、£とユーロの交換比率は1:1.5ですが、感覚ではすべての物価がヨーロッパ大陸の1.5倍という感じがしました。消費税も高水準ですので、それだけに外国人観光客をどんどん呼び込みお金を使ってもらうことが財政増につながるわけにて、そのための目玉として大英博物館があると思えばなんとなく納得しました。またこれが日本が目指す次のあり姿かもしれません。

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