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November 16, 2005

タロウのD通信第29号

‐――――― Empty Show ―――――
テレビで小泉首相とブッシュ大統領の共同記者会見を見ました。最初は両領袖のいたわりあいを心地よくかつ頼もしく思いましたが、その内にだんだんと腹が立ってきました。良く考え直すと、今回の総選挙で自民党が大勝したことは、郵政民営化や行政改革を遂行することの信任であったはずですが、その本質は郵政民営化などではなく、現在の親米路線の信任を得ることであったということが今回の会見ではっきり分かりました。この会見で国民大衆の前で巧妙にそのすり替えがなされ、まるで既定の事実のように示されました。

聞いていてキーワードは日本側と米国側にそれぞれ一つありました。それは、日本側は‘’安全と平和‘’また米国側は‘’自由と民主主義‘’です。どうして腹が立ったかというとこのキーワードを首相と大統領が公然と表明し、お互いの国民の総意としている点です。我が国には安全と平和を得るために親米路線しかないのか?或いは親米路線が本当に平和をもたらすことが出来るのか?これについての議論が全くされていないことは大いなる問題と感じた次第です。一方米国は相変わらず、自由と民主主義され貫けば何でもできるといった単純なことをお題目の様に繰り返しております。しかしながら米国の実行している民主主義を貫徹することで本当に安全と平和が得られるかと言うことです。イラクの実体を見れば分るとおりこれは否です。公共の電波を独占してこのような空虚な会見をしてほしくないと感じました。如何でしょうか?

時を同じくして胡錦涛主席が韓国を訪問してノムヒョン大統領と面談、またそれを前にして中韓両国の外務大臣が会談し、両国は反靖国で意見が一致していることを確認したと発表しました。これは我々の隣国よりのメッセージであり、日本がこのまま親米路線のみに突き進むことは受け入れないとの明確な意思の表明です。どうしてそこのところが理解出来ないのでしょうか?親米一辺倒にならずに隣国の意向を取り入れることがどうして出来ないのでしょうか?個人的なことですが以前、あるアメリカ人から日本の民主主義はなっていないといわれたことがありました。その理由はなぜかと問い合わせたところ、政府の決定が民意に沿っていないとのことでした。では今大統領が持ち上げる成熟した民主主義国家において本当に民意が反映されているのでしょうか?とてもYesとは言えません。

地球の裏側から見ているとこの点が歯がゆくて仕方がありません。

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